2018年7月18日 (水)

※ブログお引越しのお知らせ。※



いつも KAZU PEARL のブログをお読み頂きありがとうございます。

この度 KAZU PEARLブログを新しく開設しました。


ブックマークされてる方にはお手数おかけしますが
再度登録をよろしくお願い致します。



変わらず気まぐれに更新しますので、楽しみにお待ち頂けたら幸いです。



KAZU PEARL

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2018年7月11日 (水)

四季

このオーストラリア最北端の地には、季節がないと思われている。


確かに23℃より下がることもなく35℃以上あがることもない。
この地では年中半袖半ズボン、半袖シャツで過ごすことができる。

慣れるとこんなに住み心地の良い場所はないと思う。

この程度の気温差では、人はそれほど季節を感じないのだが植物は人より敏感の様だ。


5月になるとワイルドフラワーが一気に花を付ける。

一輪で見ると見栄えのしない花ばかりだが、一斉に咲いていると中々良いもので、

金曜島には砂地に咲く淡いピンクの丸い花がある。

井戸の水揚げの帰りに摘んできては東京のお姉さんが活花で楽しんでいる。
面白いことにこの花、“咲き出しの時からすでにドライフラワーのように思えます。”と法美さんがおっしゃる。

活花も束にして縦長の花瓶でほかの花と合わせる。すると中々の味を出す。


欄の花も咲き出した。

ピンクのクックタウンオーケットが山の中で華麗な姿を見せる。

花が咲く前は見つけるのも無理だが、いざ花が咲き出すと、ピンクの花が遠くからでも目に入る。

5月の咲き始めの花は濃く時に美しい。





ワンガイの実も大分成長している。
コウモリがまだ青い実を食べ落としている。


雨季が終わり星が綺麗に見え、北側の金曜島の山に北斗七星が見え、南側に南十字星が見える。
この時期だけ同時に南北の代表の星を見ることが出来る。




冬が来たのである。






朝夕涼しく感じる。

昼間に潮が引き、アサリ掘り、アラフラオオニシを見て楽しむことが出来る。
南東貿易風が咲き海が荒れるので、海に出るのが大変になってくる。
金曜島は最低気温23℃の冬が来た。



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2018年4月25日 (水)

母と子と



決断の早さは相変わらずであった。



ある日の電話で「そろそろ子どもたちを金曜島に連れて来ても良いのでは」と“ふって”みた。
「いやぁ~まだ無理です」と言っていたのが、数分後にはLINEで『航空券を調べてみました“笑”』と送ってきた。
思わず笑ってしまったのが2ケ月程前であった。


3月21日、満ちゃん、長野さんとCAIRNS空港から一緒になり、母と子が来てくれた。



島を離れて7年になる。

2人の娘に恵まれ、思い出深い金曜島に幼稚園の春休みの間に2週間半の予定で来てくれた、5歳のララちゃんと3歳のメイちゃん。
母親の血を強く受け継ぐ、自然と動物大好きの二人である。



朝、夕の涼しい時に桟橋に出かけて魚を釣る。それも沢山の種類の魚を釣っている。
自分たちで釣った魚に名前を付けて遊ぶ。
私達が笑ってしまう様な名前が付いていたりする。

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*魚にあばれる君と名付けるららちゃんとめいちゃん*




昼間はヒヨコ達と遊び、小屋に入り座り込んでいる。
辺りが暗くなると虫を求めて窓にヤモリが沢山集まる。
それを手づかみにし、「ヤモリに喰いつかれた!」と切れた尻尾を手に笑って見せてくれる。


それを麻里子母は止めるわけでもなく構わないでいる。


食事の時も我が家の取りたてタマゴご飯が好きで、毎日食べている。
3歳のメイちゃんが自分でタマゴを割り、醤油を入れる。
勿論3歳の子がタマゴを上手に割れるわけがない。
醤油も適量を入れる事も出来ない。でも、自分で行う。

麻里子母は小言を言いながらもやらせている。



東京のお姉さん、法美さんは子ども達が汚した台所を掃除しながら
  “こんな母と子を見ていると自分も結婚したくなる”と優しい顔でつぶやくのである。




ある時は母と子3人でだけで船で出かけカニを捕り、
時にはバイクで島の西側まで行きカキを打つ。
潮が引くと砂浜を歩きアサリを掘る。
ララもメイも広い砂浜を歩き続け走り回る。


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私の娘、恭味と友芽も幼い頃こんな風に過ごしていたあの頃を思い出す。


4月7日朝、
メイとララが動物達とさよならを言うと言うので一緒に行った。
2頭の馬をなで、ヒヨコを抱いて別れを告げた。
そこで私にも同じく「また来るから」と言ってくれた。


馬鹿じぃとなった。


小川先生の得意の鼻歌、“なんでこんなに可愛いのかよー孫という名の宝物~♪”が頭に浮かんだ。




思い切った母と子の旅は「案ずるより産むがやすし」であった。

子どもたちが今回の旅で随分成長したのではないかと思う。

また来年も来てくれたら馬鹿じぃも楽しいのだが。




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高見


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2018年4月10日 (火)

私の自慢




4月5日で金曜島生活45年になった。



“何も育たない金曜島”と大先輩の笹原さんが「アラフラ海の思い出」に書かれている島に
今やヤシの木がたくさんの実を付けた。
パパイヤは気が折れる程に順番に実を付けている。
その他、スターフルーツ、パッションフルーツ、アセロラ、桑の木、カスタードアップル、グワバが宿舎周りに育ち実を付けている。
そして海に面した庭には一面に花を咲かせ、ハチ鳥、蝶が常に舞っている。


そうである。


私の自慢は金曜島である。



だが、この自慢の金曜島を維持して行くにはいくら一人で頑張っても限界がある。
そこでスタッフの協力が不可欠となる。

去年から今年にかけてメンバーに恵まれた。

一年以上一緒に過ごし、御両親まで来て頂いた小川ゆかさん。
英語の達人の彼女には電話の対応をして頂くため
常に宿舎の近くの花の水やりを毎日続けてくれた。
四月より天職の教員の仕事についた。
御両親も喜ばれたと思うが、私も我がことの様に嬉しいのである。
私にとって自慢の小川先生も夏休みにお連れさんの一筋縄さんと来てくれるのではとひそかに楽しみにしている。

もう一人の鬼木ゆか。
私の様に長くこの地に住み、この地においては第一人者でいたいと常々思っているのだが、
鬼木ゆかには時々“なかなかやるな”と一目置くことがある。
鬼木が夕方すーっと宿舎裏に消えヤシの葉や落ちた実を手際良く片付けてくれる。
他の人より早いし、美しく片付く。
今年も多忙な時期に鬼木ゆかがいるのは本当に心強い。

そして東京のお姉さん。
今年の雨季は悪天候にやられた。
桟橋も壊され、筏も折られた。めったにないことが起きた。
その大変な修理、片付けをほぼ二人でこなしてきた。
そしてこの時期私の大事な知人の来島も有り、その御世話が素晴らしかった。
人間に何が一番大事か?
ホスピタリティーだとこの東京のお姉さんに教えられた、自慢のお方である。


この前ネットで“行きたい所”という記事を目にする事があった。
“木曜島、金曜島に行きたい”と書かれていて
内容を読んですぐに野間口美栄の顔が思い出された。

あれから20年も経つ。


思えば金曜島も随分変化している。



ここで一緒に生活し頑張ってくれた、私の自慢のワーホリの方々に
私がボケるまでにこの地で会えたらと思う。




高見

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2018年3月30日 (金)

しりがえ


321日の便で満ちゃんが来てくれた。

45年前私が天草を離れる時、バスの後を追い見送ってくれたのを思い出す。

あれから45年である。

お互い髪も薄くなり、シワも増えた。

そろそろ定年を迎える年齢である。

私は日本の社会事情には全く無知であるが、満ちゃんも大分休暇が取れる様子である。

私の2年越しの誘いに友人の長野さんと一緒に一週間の島生活を楽しんでくれた。



今金曜島には東京のお姉さんこと宮田法美が居る。

彼女の来客へのホスピタリティーには感心する。

満ちゃんと長野さんにヤシの実を冷やし上部に穴をあけストローを刺しその横にフレンチパニーを飾った。

純粋のココナッツウォーターである。

お二人さんが一口飲んで顔を上げ 



“おぉ~うまかねぇ~”



天草の男が三人揃うと天草弁になる。

飲み終えたヤシの実を割り内部の白色の部分をスプーンですくい取り

ワサビ醤油で食べるとイカの刺身の味がする。

長野さんが美味しそうに食べて、味を舌に憶えさせる様に何度も口に運び

まるでワインの試飲をするように“ウ~ン~”と頷いておられた。

島には店がない分他では食べれない食材を自分達で調達する。

手はかかるが違いの分かる方には喜んでもらえる。


例年だと3月中旬には雨季も終わりを迎え気候も落ち着くのだが

今年は運悪くサイクロンがカーペンテリア湾に発生してケープヨーク半島に近づいてきた。


“天に貸し借りなし”


これはどうしようもない。



せっかくの満ちゃんの金曜島一週間も海に出れない日があった。

島生活では常にやらなければならぬ事が山ほど有る。

男二人の力を借り船底掃除を行うことにした。


鬼木ゆかがトレーラーを上手に操り船をあげてきた。

‘ゆか’のトレーラーの運転技術を見て長野さんが

ワーホリを終え日本に帰ったらトレーラーの運転手になる様勧めている。

私も大賛成である!

これで‘ゆか’の進路は決まった。一安心である。 



船底掃除を行いながら天草の男三人、天草言葉が続々と出る。

私達は “オイが” “ワイが”と子どもの頃の話をしながら船底の掃除を続けた。

ふと満ちゃんが“しりがえ”という言葉を発した。

私には50年振りに聞く言葉だった。

私も年に一度は帰国しているのだが“しりがえ”と言って今時分かる人は居るのだろうか?

私達の子どもの頃は家に鶏を飼い、卵を取り、そして定期的に鶏小屋を掃除し

新しく落ち葉や籾殻を入れ、取り出した物を畑の肥料に使った。

この鶏小屋の掃除の事を“しりがえ”と呼んだ。

 

一週間はあっという間に過ぎ27日が来た。

島を離れる日も大雨となった。

雨の止んだ合間を見て船を出した。

10キロのクエを釣るまでは金曜島通いを続けないと!”と言いながら

涙もろい満ちゃんが目を潤ませる間もなく慌ただしく見送った。

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*地引き網でキスを捕る満ちゃん*


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*帰り際に全員で記念撮影*




高見

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2018年3月 1日 (木)

金曜島の神様(3)

今回も微笑んでくれた。

 

昨日3年ぶりに色白に変わって弘子が帰ってきてくれた。
嬉しいものである。
長旅でお疲れのものと思うのだが、何をしたいか問うと魚を“釣りたい”と言う。
早速朝から竿を出した。
オニカマス、アジ、QUEEN FISH を釣り、身のこなしが3年前の弘子に戻っていた。

 

1時間ほどの釣りを楽しんだ後、桟橋に戻り魚を捌いていると15kgぐらいのサイズでのクエが捨てる内臓を目当てに来ているのが見える。
餌付けをするように内臓を捨てると次々に食べる。
15kgのクエとなると大型の魚の頭も丸のみで食べる。
それもずっと食べ続ける。
豪快に食べるのを見ているのも面白い。
皆でその様子を一時見ていたが、弘子が“この魚を食べたい”と言い出した。
“では釣るか!”と大物釣り用の仕掛けを用意し餌をつけ水面下20cmほどの深さに下した。

 

クエは用心深い魚である。ラインを見せるとまず食ってこない。
だから水面下20cmの深さで待つのが良い。
何度も餌に鼻を近づけ離れる。
これを繰り返しなかなか食ってこない。
それを見て“用心深いですね”と弘子が言ったが、私は食ってくると思っていた。
餌の周りに小魚が集まり、餌をつつきだした。
クエも餌を横取りされるのではと気が気ではなくなった。

 

パクっ!

 

大きい餌を丸のみし桟橋の下に引き込んだ。
15㎏ともなると引きが強い。大きいタモ網を出し掬い上げた。

 

丸々と太い立派なクエが釣れた。
弘子も法美も大きさに驚いている。

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何枚も写真を撮り、そして鱗を剥ぎだした。
直後、

パチーンっ!

と良い音がした。

クエの尾で法美がビンタされたのである。
振り向くと右頬にクエの鱗がべっとりと付いている。
東京のお姉さんは弘子と2人で頬の鱗を取り除きながら笑い転げている。
法美もたくましくなったものである。

 

クエは美味しい!真空パックにして御主人への良い土産ができたと弘子が喜んだ。

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3年前の多忙の時は本当に一生懸命働いてくれた。
そして今回の里帰りに金曜島の神様が微笑んでくれたのだ。

 

高見

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2018年2月26日 (月)

SHORT GRAIN

オーストラリアで米作が初まったのは明治時代に熊本県の人がNSW州で作り出したのが最初だったと聞いたことがある。

こちらのスーパーで SUN RICE の MIDIUM GRAIN をいつも買って、食しているが
別に何の違和感もなく40年以上も同じ米を食べてきた。

1年前くらいにケアンズのセントラルショッピングセンターにダイソー店がオープンした。
日本で100円の品が$2.80で売っている。
その中に電子レンジでチンするだけで食べる米があった。
前回ケアンズに行った時、チンするだけで食べれる米と味噌汁を食べてみた。

 

その美味しさに驚いた。

 

それもそのはず日本の米SHORT GRAINを使ってあるので美味しくて当然といえばそれまでだが、
私が思っていたはるか上の方の美味しさであった。

 

私と同じくらいの食いしん坊、小川ゆかが帰国の途中CAIRNSに行った時
例のダイソーの米を沢山買って送ってくれた。
お店の方がこんなに沢山の米を買う人はいないと言われたそうだが
私達の様な生活をしていると遅くなったり、急の来客の時、ちょっとご飯が少ない時、大変便利である。

 

4~5年前になるが波乱万丈の生活をしている金曜島の生活がテレビで放送されたことがある
内容があまりにも不便な生活を強調する内容だったので
たまたまそのテレビを見ていた小学校の同級生から米が5Kg送られてきたことがあった。

その美味しさに感動した。

多分日本で食べたら気づかないのだろうがここで食するとそれはそれは別格である。

 

今月の初め、鹿児島の指宿から米と自家製の味噌が送られてきた。
文子会長が来ているので、上手にご飯をしてくれる。
余ったご飯は我が家の特製焼きみそを入れ結んでくれ
海苔は有明海の美味しいのがある。
別格である。

 

2月中旬から天候が落ち着き、海が凪いできた。
イカダの囲いにイワシが群れをなし、大物の魚が釣れ出した。
東京のお姉さんとちょっとだけちょっとだけと言いながら毎日の様に釣りに出る。
そして姉さんが刺身を引く、他の部分は志穂から送られてきた味噌を使い別格の味噌汁が出来上がる。

この味噌汁が本当に美味しいのである。

 

東京のお姉さんこと法美さんが満面の笑顔で“美味しいです”という。
その横で文子会長がいつもの様子でフフフと笑うのであった。
明日は一昨年頑張ってくれた弘子が一週間の予定で帰ってきてくれる。
新鮮な魚とこの志穂の自家製味噌汁でおもてなしをと思っている。
きっと弘子も満面の笑顔になる事だろう。



高見

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今朝とれたアジと志穂から送られてきた麦味噌で作った別格のお味噌汁。

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2018年1月31日 (水)

東京のお姉さん

40年前から成田への直行便の運航が始まった。
日本の上空に近づくとワクワクし窓の外の景色を着地するまで見入っていた。

いつも “この都会に住む方は何を楽しみにお過ごしなのか?” 疑問であった。

成田から羽田間をリムジンバスに乗る。
窓の外をジーっと見ているとガキの頃に見慣れた植物が目に入り
私たちがニガマ竹と呼んでいた小型の竹が沢山繁っている。
肥後の守を片手に手ナガエビ網用の取っ手に使っていたことを思い出し帰国したことを実感したものであった。



師走の5日。
東京のお姉様が我が家の住人となった。
私が“何を楽しみに過ごしなのか?”と思っている東京育ちのお方である。

ところがこの東京のお方は到着早々目を輝かせ
すごい、すごい」を連発し、毎日がすごく楽しいと言う。

宿舎の裏にヤシの木が大きく成長し沢山の実を付けている。
6mの長さのアルミパイプの先にゴム太郎のノコギリの歯をボルトで固定して高いヤシの実の房を切り落とす。
ドーンっと一気に10~15ヶの大きいヤシの実が落ちてくる。
これが楽しいらしい。

だが、6mのノコギリを使いこなすのは難しい。
力も必要だし、集中しなれば出来ない。

雨が降り出すと蚊が多くなる。
集中している分虫に刺されても気づかないのだろう。
虫刺されの跡が目立つようになった。
ついこの間までは「私虫が嫌いなんです。」とか言っていたが
今や虫刺されの跡をたくましくなった手でさすりながら
オリオン座、南十字星と笑い飛ばしている。

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*冷やした新鮮ココナッツウォーターは美味しい。
  お姉さんが庭のフレンチペニーを飾る。
 



仕事も私を追い立てる様に熱心についてくる。
この様に情熱をもって金曜島の生活に取り組んでくれると
私も一生懸命に接することが出来る。


最近、鶏が卵を温めだした。
私達には、日常茶飯事であるがお姉さまには珍しいことの様だ。
孵化が待ち遠しいらしく、ちょくちょく覗いては様子を見ている。
2月4日が予定だそうだ。

今までの“すごい”の口癖から
可愛い”の口癖に変わるのも近い。


高見

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*水タンクの部品の取り付けを終えて満足そうな東京のお姉さんこと法美さん。

 

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2018年1月24日 (水)

夏が来た

早朝、5時には起き出す。

宿舎前の花に水をやり、一日が始まる。
南十字星が横向きで宿舎前に
瞬きオリオン座は後方に移動している。

 “夏” である。

湯沸かし器のスイッチを入れ、『浜口さん、増本、清水』の仏前の湯飲みを下げ、
新しい日本茶を入れ、線香を立てる。
こうする事で、3人が私達の一日を守ってくれているような気がする。

6時前に2人の『ゆか』が起きてきて、朝食を済ませる。
『鬼木ゆか』は動物の餌を両手に持ち“出勤”である。
動物を飼うのは、ただ餌をやるだけでは、それらの様子を伺うことは出来ない。
その点『鬼木ゆか』には観察力がある。

この“観察力”がある人は仕事を覚えるのも早い。
私達のようなところで生活をしていくには、大事なことである。

夏になると、夜は潮が引き、昼間には潮が高くなる。
すると、鱚(キス)が浅瀬に群れをなす。

2人の『ゆか』が
「行こう!」
と、私を誘うのである。

チョット水浴びのついでに鱚を捕らえる。
桟橋で鱗と内臓を取り除き、台所に持ち帰り捌く。

私が3枚におろし『鬼木ゆか』が小骨を除き、『小川ゆか』が真空パックの作業を行う。
すると、見事な“真空パックされた鱚”が出来上がる。
淡白な魚は真空パックにすると長持ちする。
半年後に食べても、私の様に鮮度にうるさい者でもだまされる程である。


去年の相棒、『弘子』『かなみ』『真理絵』が共にこの作業をちょくちょくこなした。

真理絵が
 「“コノシロ”は顔が笑っている」
と、訳の分からなぬ事を言っていたのが思いだされる。

最近 “LINE” というものを使いだした。
時々、魚の写真や金曜島の出来事を送っている。


金曜島に “セミの声” が聞こえだした。

もうすぐ、カブトムシが電灯にぶつかりだす。
何しろ周囲に灯りがないから、我が家の灯りに集まってくるのだ。
特に何をする訳でもないが、セミは精一杯鳴き、カブトムシは顔を見せに来る。

それはそれで、良いものである。

こうしていつもの金曜島の“夏”が始まる。

高見

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2018年1月23日 (火)

ホット 一息

雨季が終わり5月に入るとCAIRNSからケープヨーク間の陸路がオープンする。

特別なバスを使って、私達の所にも『アウトバックスピリット』や『アウトバックオージ』など、その他のツアー会社が客を連れてきてくれる。

その来客数が年々増加し、この5月~9月は大変な忙しさとなる。
また、このツアー客以外の来客(買い物のみ)もある。

 午前 9:30
多い日は20人以上が2隻の船で来てくれる。
そんな日は買い物客の対応を急いで終わらせ、10:30には次の船のために桟橋を開放するようメンバーに頼んである。
 
 続いて、11:30
ツアー客が到着する。
我が家のメンバー2人が桟橋に出迎え、その内の『小川ゆか』がデッキハウスでツアー内容の説明を終え大急ぎで台所に戻りお客様の様子を語ってくれる。
その語りが面白い“関西の人”である。
20人分の食事を出すのはテキパキ出来ないと、限られた時間には間に合わない。
 
 13:00頃にはデモンストレーション
真珠貝の内部の仕組みから真珠の出来るまでの説明をする。
中には長旅の疲れから椅子に座ったまま眠りに入る人もいるが、多くの方々は興味深く聞き入ってくれる。
特に70歳以上の女性の方々は熱心に聞いてくれ、面白い質問をしてくれる。
45分間程で終了。

デモンストレーションが終わり、女性客は買い物へと店へ急いでくれるが、いつも2~3名の“オジサン”達が残り話が弾む。
この人たちの話が、なかなか面白い。
長い事生きて来られている“人間の厚み”が若者とは違う。


今年は『小川ゆか』が店を守ってくれている。

彼女がいなければ、デモンストレーション終了後にオジサン達との面白い話も出来ず店に直接行かなければならない。

 14:30
迎えの船が宿舎前の桟橋に着く。
全員総出で船を見送る。
その時のお客様の、コメントと笑顔が楽しさを伝えてくれる。
今日も無事に見送った。

 “ホット一息”である。


この様な日々が、5月から9月まで続いた。
9月30日の『アウトバックオージ―』のツアーガイドのキャティが日本酒とカードを「来年もよろしく」とこっそりくれた。

終わった。

一緒に頑張った二人の『ゆか』、『ひとみ』、『聡太朗』に感謝である。

                                      高見

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